Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Sophos Firewall」に深刻な脆弱性 - すでに悪用する攻撃も

Sophosのセキュリティ対策製品「Sophos Firewall」に深刻な脆弱性が明らかとなった。すでに脆弱性を狙った攻撃も確認されているという。

同製品は、暗号化通信を可視化でき、ディープパケットインスペクションによるISPやマルウェア対策、ウェブアクセスの保護のほか、VPNなどの機能を備えた境界防御製品。

「同18.5 MR3(18.5.3)」および以前のバージョンにおいて、ユーザーポータルやウェブ管理画面の認証をバイパスし、リモートよりコードの実行が可能となる脆弱性「CVE-2022-1040」が明らかになった。

バグバウンティプログラムを通じて外部セキュリティ研究者より報告を受けたもので、同社では同脆弱性の重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

同社は共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のベーススコアを示していないが、米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では、ベーススコアを「9.8」と評価している。

(Security NEXT - 2022/03/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

Pythonの「tarfile」モジュールにサービス拒否の脆弱性
Apple、「macOS Sequoia 15.6」など公開 - 脆弱性87件を修正
「iOS/iPadOS 18.6」で複数脆弱性を修正 - KEV掲載済みの脆弱性も
「oauth2-proxy」に認証バイパスの脆弱性 - アップデートで修正
一部「SonicOS」のSSL VPNに脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Chrome」にアップデート - セキュリティ関連の修正4件
「BentoML」に深刻な脆弱性 ─ ファイルアップロード処理に起因
SAML認証ライブラリ「Node-SAML」に再度深刻な脆弱性
「VMware vCenter」にDoS脆弱性 - アップデートをリリース
海外拠点を直接支援するセキュサービスを拡充 - KDDIとラック