Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Firefox」が緊急アップデート - 複数のゼロデイ脆弱性を修正

Mozilla Foundationは、「Firefox 97.0.2」をはじめ、ゼロデイ脆弱性を修正したブラウザやメーラーのセキュリティアップデートをリリースした。

今回のアップデートは、「XSLT」のパラメーター処理や「WebGPU IPCフレームワーク」に明らかとなった解放後のメモリを使用する「Use After Free」の脆弱性「CVE-2022-26485」「CVE-2022-26486」を修正したもの。

いずれも悪用されているとの報告があり、脆弱性の重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティング。ただし、アップデート全体での重要度は1段階低い「高(High)」としている。

脆弱性の判明を受けてMozillaでは、脆弱性を解消した「Firefox 97.0.2」をはじめ、拡張サポート版「Firefox ESR 91.6.1」やスマートデバイス向けに提供する「Firefox for Android 97.3.0」「Firefox Focus 97.3.0」、メーラー「Thunderbird 91.6.2」をリリースした。

(Security NEXT - 2022/03/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開
Palo Alto Networksの「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性 - パッチを準備中
Fortinet、アドバイザリ13件を公開 - 複数製品の脆弱性を修正
「Rust」によるWindowsバッチ処理に脆弱性 - アップデートが公開
Juniper Networks、セキュリティアドバイザリ36件を公開 - 「クリティカル」も
「PAN-OS」に関する脆弱性7件を修正 - Palo Alto Networks
「OpenSSL」にサービス拒否の脆弱性 - 次期更新で修正予定
「Node.js」にコマンドインジェクションの脆弱性 - Windows環境に影響
「Chrome」に3件の脆弱性 - アップデートが公開