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Foxit製PDF製品に複数の深刻な脆弱性 - アップデートを

Windows向けに提供されている「Foxit PDF Reader」や「Foxit PDF Editor」に複数の深刻な脆弱性が明らかとなった。アップデートにて修正されている。

複数の脆弱性を解消したほか、機能の強化を図ったもので、現地時間1月28日にアップデートとなる「同11.2.1」をリリース。国内向けには2月17日より提供が開始されている。

Windows版では、CVE番号が割り振られている脆弱性だけで25件にのぼり、CVE番号の割り当てがない脆弱性も複数含まれる。

同社では特に脆弱性の評価などを示していないが、細工された「XFAファイル」を処理するとバッファオーバーフローが生じる脆弱性「CVE-2022-24954」は、米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」において、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアが「9.8」と評価されている。

また検索パスの指定に問題があり、悪意あるライブラリファイルを読み込むおそれがある「CVE-2022-24955」についてもCVSS基本値が「9.8」と高く、いずれも「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

さらに同社は、2件の脆弱性を解消したmacOS版の「同11.1.1 Mac」についても、あわせて提供を開始している。

(Security NEXT - 2022/02/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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