Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

NoSQL分散データベース「Apache Cassandra」に脆弱性 - 特定構成に注意

Apache Software Foundationが提供するオープンソースの分散型NoSQLデータベース「Apache Cassandra」に脆弱性が明らかとなった。

特定の構成において、クラスタ内でユーザー定義関数を作成する権限を持っているユーザーにより、ホスト上で任意のコードを実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2021-44521」が明らかとなったもの。

「enable_user_defined_functions」「enable_scripted_user_defined_functions」を有効化し、「enable_user_defined_functions_threads」を無効化している場合に影響を受ける。

開発チームでは、重要度を「高(High)」とレーティング。一方、米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」による共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.1」、「クリティカル(Critical)」と評価されている。

開発チームでは、脆弱性の影響を緩和した「同4.0.2」「同3.11.12」「同3.0.26」をリリースした。ただし、今回問題とされた構成はもともと安全ではない構成として文書化されており、注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2022/02/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

Fortinet複数製品の認証回避脆弱性、悪用が発生 - 設定確認を
「Apache Commons Text」旧版に深刻な脆弱性 - 「FileMaker Server」に影響
「Chrome」にアップデート - 「WebGPU」「V8」の脆弱性を解消
SAP、月例パッチで脆弱性15件を修正 - 「クリティカル」も
AppleやGladinet製品の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「iOS」にアップデート - 「WebKit」のゼロデイ脆弱性2件など修正
ConnectWise「ScreenConnect」のサーバコンポーネントに脆弱性
「Node.js」のアップデート、公開を延期 - 週内にリリース予定
「macOS Tahoe 26.2」で脆弱性47件を修正 - 「Safari」も更新
「Chromium」ゼロデイ脆弱性、Macに影響 - 米当局が注意喚起