エレコム製の複数ルーターに脆弱性 - 開発画面よりコマンド実行が可能に
エレコム製の複数ルーターに脆弱性が明らかとなった。アップデートが呼びかけられている。
「WRH-300WH3」「WRH-300WH3-S」「WRH-300BK3」「WRH-300BK3-S」「WRH-300DR3-S」「WRH-300LB3-S」「WRH-300PN3-S」「WRH-300YG3-S」の8機種において、ドキュメントなどに記載のない「開発画面」が存在。LAN側よりアクセスすることで任意のOSコマンドを実行される脆弱性「CVE-2022-21173」が判明した。
また「WRC-300FEBK-R」では、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2022-21799」が明らかとなっている。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアを見ると、「CVE-2022-21173」が「8.8」、「CVE-2022-21799」が「5.2」とレーティングされている。
「CVE-2022-21173」は、三井物産セキュアディレクションの米山俊嗣氏、「CVE-2022-21799」はRyotaK氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。
エレコムでは、脆弱性を修正したファームウェアを用意。利用者へアップデートを実施するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2022/02/09 )
ツイート
PR
関連記事
「MongoDB」に脆弱性「MongoBleed」 - 「PoC」公開、早急に対応を
メール転送エージェント「Exim」に脆弱性 - 「クリティカル」評価も
「Apache NiFi」の「Asana」連携の一部処理にRCE脆弱性
ワークフローツール「n8n」に今月3件目の「クリティカル」脆弱性
「IBM API Connect」に認証回避の脆弱性 - 暫定修正を提供
Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25
