Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Fortinet製WAF「FortiWeb」に複数脆弱性 - アップデートで修正

Fortinetが提供するウェブアプリケーションファイアウォール「FortiWeb」に複数の脆弱性が含まれていることが明らかとなった。アップデートで修正されている。

脆弱性によって影響を受けるモデルやバージョンは異なるが、あわせて4件の脆弱性が判明したもの。いずれも社内のセキュリティチームが発見、報告したものだという。

入力検証の不備に起因する「CVE-2021-41018」や、APIコントローラーに明らかとなった「CVE-2021-43073」は、いずれも「OSコマンドインジェクション」の脆弱性。悪用にはユーザー権限が必要となるが、細工したHTTPリクエストにより、コードやコマンドを実行されるおそれがある。

さらにパストラバーサルの脆弱性「CVE-2021-42753」や、スタックバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2021-36193」が判明した。

「CVE-2021-41018」「CVE-2021-43073」は、いずれも共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアが「8.3」。「CVE-2021-42753」が「7.7」、「CVE-2021-36193」が「6.3」と評価されている。

同社ではいずれの脆弱性も解消されている「FortiWeb 7.0.0」「同6.4.2」「同6.3.17」「同6.2.7」を提供しており、利用者にアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2022/02/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
「Kea DHCP」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開
「WordPress」のキャッシュプラグインにXSS脆弱性
プラネックス製モバイルルータ「ちびファイ4」に脆弱性
「Docker Compose」にパストラバーサル脆弱性 - 修正版を公開