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Cisco製ルータ「RVシリーズ」に複数の脆弱性 - コード実行など深刻な影響

Cisco Systems製ルータ「Cisco Small Business RVシリーズ」に複数の脆弱性が明らかとなった。深刻な脆弱性も含まれており、同社はアップデートを順次リリースしている。

「RV345シリーズ」「RV340シリーズ」「RV260シリーズ」「RV160シリーズ」に10件の脆弱性が明らかとなったもの。これにくわえて「RV345シリーズ」「RV340シリーズ」では、さらに5件の脆弱性が存在するという。

これら脆弱性を悪用されるとコードやコマンドを実行されたり、権限の昇格、認証のバイパス、サービス拒否などが生じるおそれがある。15件のうち5件は重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされており、特に影響が大きい。

「RV345シリーズ」「RV340シリーズ」には、「SSL VPNモジュール」においてリモートからroot権限でコードを実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2022-20699」や、認証なしに任意のコマンドが実行可能となるコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2022-20708」が判明した。

いずれも共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」において、ベーススコアが最高値の「10.0」とレーティングされている。

(Security NEXT - 2022/02/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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