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APIゲートウェイ「Apache ShenYu」に深刻な脆弱性

Apache Software FoundationのインキュベーターであるAPIゲートウェイ「Apache ShenYu」に深刻な脆弱性が明らかとなった。

「Apache ShenYu」は、複数の言語やプロトコルに対応し、プラグインによる拡張やクラスターの展開にも対応したAPIゲートウェイ。

「同2.4.1」「同2.4.0」に、「Groovy」のコードや「Spring Expression Language(SpEL)」を挿入し、リモートよりコードの実行が可能となるコードインジェクションの脆弱性「CVE-2021-45029」が明らかとなったもの。

米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」による共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」。重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

1月25日にアップデートとなる「同2.4.2」をリリース。機能強化やバグ修正のほか、「SpEL」「Groovy」プラグインの削除などリファクタリングを実施しており、同脆弱性の影響は受けないとしている。

(Security NEXT - 2022/02/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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