「Apache Tomcat」にあらたな脆弱性 - 脆弱性の修正に起因
「Apache Tomcat」に権限昇格が生じる脆弱性「CVE-2022-23181」が明らかとなった。
同脆弱性は、「CVE-2020-9484」の修正により生じた「TOCTOU(Time-of-check Time-of-use)」競合状態による脆弱性。「FileStore」を利用してセッションを永続化を行っている場合にのみ影響を受けるという。
開発チームへ2021年12月10日に脆弱性の報告があり、1月20日にリリースされた「Apache Tomcat 10.1.0-M10」「同10.0.16」「同9.0.58」「同8.5.75」にて修正。1月26日に脆弱性が公表された。
脆弱性の公表を受けて、JVNにおいても同脆弱性について注意喚起が行われており、アップデートが呼びかけられている。
(Security NEXT - 2022/01/31 )
ツイート
PR
関連記事
ファイルサーバがランサム被害、データが暗号化 - 青果流通会社
子育て支援アプリを停止、「セキュリティ上の問題」 - 江崎グリコ
「セキュリティ・キャンプ2025ミニ」、10月にオンライン開催
CMS「Drupal」の二要素認証モジュールに認証回避のおそれ
先週注目された記事(2025年8月10日〜2025年8月16日)
「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性5件を解消
イベント説明会の申込フォームで設定ミス - えどがわボランティアセンター
MDMサーバに不正アクセス、従業員情報が流出 - 三菱オートリース
「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開