「Samba」に脆弱性、アップデートがリリース
「Samba」の開発チームは、脆弱性1件に対処した「Samba 4.13.16」をリリースした。できる限り早く更新するよう利用者へ呼びかけている。
「SMBv1」「NFS」のシンボリックリンクにおける競合エラーを用いて共有外部にディレクトリを作成されるおそれがある脆弱性「CVE-2021-43566」が判明し、セキュリティリリースを公開したもの。
「SMBv1」が有効な場合や、NFS経由の共有が利用できる場合に影響を受ける。悪用は難しいと見られるが、概念実証コードでは高負荷がかかった環境下において悪用が成功したという。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「2.6」。脆弱性の悪用は確認されていないとしている。
開発チームは脆弱性を解消した「同4.13.16」を提供するとともに、「同4.13.15」向けにパッチを用意。緩和策などもアナウンスし、管理者に対してできるだけ早期に対処するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2022/01/12 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「Array AG」狙う攻撃、関連する複数IPアドレスを公開 - IPA
ランサム被害による個人情報流出を確認 - 保険事故調査会社
Ruby向けSAML認証ライブラリに深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
「Array AG」にCVE未採番の脆弱性 - 8月に国内で悪用被害
米当局、「ArrayOS AG」脆弱性など2件を悪用リストに追加
Synology製NASに複数脆弱性 - 情報漏洩やDoSのおそれ
メール誤送信、イベント申込者のメアド流出 - 神奈川県
海外子会社の予約管理システムが侵害、個人情報流出 - tripla
多治見市の複数小中校で不正アクセス - 迷惑メール1.6万件送信
開発環境が侵害 マルウェア感染と個人情報流出を確認 - ジモティー
