個人情報含むパソコンを紛失、車上荒らしか - 名古屋電機工業
名古屋電機工業は、取引先に関する個人情報が保存されたノートパソコンを従業員が紛失したことを明らかにした。
同社によれば、12月20日11時ごろ、従業員が業務の途中で事務所で使用する文具など購入するため商業施設に立ち寄った際、パソコンを紛失していることに気がついたもの。鞄を置いたまま車両を離れたが、戻ったところ鞄の中に入れていたパソコンが見当たらないことに気がついた。
車両よりパソコンを持ち去られた車上荒らしと見られるが、ほかの場所に置き忘れた可能性も否定できないという。車両の施錠についても記憶が曖昧としている。窓ガラスが割られるといった被害はなかった。
問題のパソコンには、2020年4月1日から2021年12月20日にかけて、東日本地区で同従業員が関わった顧客や協力業者など20団体約90人に関する個人情報を含むメールデータが、最大1200件保存されていた。氏名、企業名、所在地、電話番号、メールアドレスなど含まれる。また関係官庁との協議書類や現場でのデータも保存していた。
警察に紛失を届け探索を続けているが端末は発見されていない。同社は社内ルールのもとログインパスワードを設定していたとし、紛失判明後に端末に対するログインパスワードを変更した。パソコン内のデータは、暗号化されていないという。
(Security NEXT - 2021/12/23 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
エンドポイント管理製品「Ivanti EPM」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートを公開
「Adobe ColdFusion」に緊急性高い脆弱性 - 早急に対応を
「Firefox 146」がリリース - 権限昇格やUAFなど脆弱性13件を解消
複数Fortinet製品に認証回避の深刻な脆弱性 - 影響確認と対策を
MS、2025年最後の月例パッチ - ゼロデイ含む脆弱性56件に対処
国内セキュリティ産業の振興コミュニティが発足
JPCERT/CCベストレポーター賞、多数の報告で寄与した2人が受賞
研究室に侵入者、個人情報をPCから持ち去りか - 北大
ランサム被害による個人情報流出を確認 - 保険事故調査会社
