Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

不正アクセスでサイト改ざん、情報流出は否定 - 都立大

東京都立大学の一部サイトが不正アクセスを受け、改ざんされたことがわかった。情報の外部流出はないとしている。

不正アクセスを受けたのは、同大都市環境学部都市政策科学科のウェブサイト。トップページが空白のページに置き換えられたほか、サイト内に同大と無関係のページが複数設置されたという。

11月30日に同サイトのトップページが閲覧できない状態となっていることを確認。サーバを再設定して復旧させたが、同様の問題が再発したため調査を行ったところ、12月8日に不正アクセスを受けた可能性があることが判明した。11月7日ごろより改ざんされていたものとみられる。

同大では、サーバ内に設置された不審ファイルを削除、不正アクセスに利用された可能性がある脆弱性を解消した。被害報告などは寄せられていないが、改ざんされた状態となっていた11月7日から12月12日にかけて同サイトを閲覧した場合は、マルウェアなどに感染していないかセキュリティ対策ソフトでチェックするよう呼びかけている。

同サイトは学外の独立したサーバで運用しており、公開情報のみで構成しているため、今回の不正アクセスにともなう情報流出の被害はないと説明。同大の他サイトへの影響についても否定した。

(Security NEXT - 2021/12/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

eモータースポーツ公式アカウントの乗っ取りで個人情報流出の可能性
問合フォームに別人の個人情報、キャッシュ設定不備で - ソフト開発会社
JRA海外駐在員事務所でフィッシング被害 - メールボックスに不正アクセス
メール覗き見職員を処分、PWなど推測して不正アクセス - 宇陀市
サポート詐欺被害でイベント参加者名簿が流出の可能性 - 山口市
総務省、LINEヤフーに行政指導 - 「電気通信事業全体の信頼を損なった」
学生服通販サイトの旧サイトに不正アクセス - クレカ情報流出の可能性
なかほら牧場の通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
ヘアケアツール通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
メールアカウント3件に不正アクセス、個人情報が流出 - 近大関連会社