「Chrome 96.0.4664.110」がリリース - ゼロデイ脆弱性などへ対処
Googleは、「Windows」や「macOS」「Linux」向けにブラウザの最新版「Chrome 96.0.4664.110」をリリースした。
今回のアップデートでは、5件の脆弱性に対処。重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされるデータ検証不備の脆弱性「CVE-2021-4098」に対処した。
のこる4件の脆弱性は、次に重要度が高い「高(High)」とレーティングされている。解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2021-4099」「CVE-2021-4102」やヒープバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2021-4101」、オブジェクトライフサイクルに関する脆弱性「CVE-2021-4100」を修正した。
なかでもJavaScriptエンジンである「V8」に明らかとなった「Use After Free」の脆弱性「CVE-2021-4102」については、すでに悪用コードが出回っているという。
同社は、今後数日から数週間をかけて同アップデートを展開していく予定。
(Security NEXT - 2021/12/15 )
ツイート
PR
関連記事
ファイアウォール基盤「PAN-OS」に判明した脆弱性2件を修正 - Palo Alto
CrowdStrikeのWindows向け「Falconセンサー」に複数脆弱性
「Flowise」のRCE脆弱性 - 旧版に影響と説明
「Tenable Security Center」に脆弱性 - 権限外の操作が可能に
米当局、「Zimbra」の脆弱性に注意喚起 - 軍関係狙うゼロデイ攻撃も
「AWS Client VPN」に権限昇格の脆弱性 - macOS版のみ影響
IBMのアクセス管理製品に深刻な脆弱性 - アップデートを提供
「Nagios Log Server」に複数脆弱性 - 3月の更新で修正
「Chrome」にアップデート、脆弱性3件を修正
「Unity」ランタイムに脆弱性 - 利用アプリは要再ビルド