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「とうきょう認知症ナビ」に医師の自宅住所など誤掲載

東京都の認知症情報サイト「とうきょう認知症ナビ」において、一部医師の自宅住所や個人の電話番号などを誤って掲載するミスがあったことが判明した。

都によれば、同サイトで公表している「認知症サポート医名簿」と「東京都かかりつけ医認知症研修修了者名簿」において、本来であれば所属医療機関の所在地や電話番号を掲載すべきところ、14人に関して自宅の住所や個人の電話番号を誤って掲載していたもの。

「認知症サポート医名簿」には約1300人、「東京都かかりつけ医認知症研修修了者名簿」には約1900人の情報が含まれるが、このうち7人で個人の電話番号、6人に関しては自宅住所、また1人については自宅住所と個人電話番号の双方掲載していた。

11月7日に関係者より指摘があり、翌8日に都の担当者が確認したところ、「認知症サポート医名簿」の誤掲載が判明。10日には「東京都かかりつけ医認知症研修修了者名簿」においても同様の問題が生じていることがわかった。

研修受講申込書に記載された情報を名簿に掲載し、公表しているが、公表にあたって同意を取得する際の説明が不十分だったという。

問題の判明を受けて都では、同サイトから名簿を一時削除。対象となる医師に経緯を説明し、謝罪した。掲載内容の修正を行った上で、名簿の掲載を再開している。

(Security NEXT - 2021/11/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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