パロアルトの「GlobalProtect VPN」に深刻な脆弱性 - 12月に詳細が公開予定
Palo Alto Networksのファイアウォールに搭載されているOS「PAN-OS」に8件の脆弱性が明らかとなった。一部バージョンのVPN機能に明らかとなった脆弱性は深刻な影響を及ぼすおそれがある。発見したベンダーは12月に詳細な技術情報を公開するとしており、早急に対策を講じる必要がある。
同OSの「GlobalProtect Portal」「Gateway Interfaces」に明らかとなった「CVE-2021-3064」をはじめ、8件の脆弱性が明らかとなったもの。7件の脆弱性は共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のベーススコアが「7.0」以上と評価されている。
なかでも「CVE-2021-3064」は「9.8」と高く、ウェブインタフェースの「XML API」におけるコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2021-3058」や、「GlobalProtect」においてSAML認証を用いたクライアントレスVPNに明らかとなった「CVE-2021-3056」についても、「8.8」とレーティングされている。
脆弱性によって影響を受けるバージョンは異なるが、同社では最新となる「PAN-OS 10.1.3」「同10.0.8-h4」「同9.1.11-h3」「同9.0.14-h4」「同8.1.21」を提供している。
また今回公表された「GlobalProtect Portal」「Gateway Interfaces」に明らかとなった「CVE-2021-3064」については、特に大きな影響を及ぼすおそれがあり、今後詳細な情報が公開される予定となっていることから、注意喚起が行われている。
(Security NEXT - 2021/11/12 )
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