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「VMware vCenter Server」のIWAに脆弱性 - 回避策をアナウンス

VMwareは、「VMware vCenter Server」における脆弱性を公表した。パッチの提供を保留しており、回避策をアナウンスしている。

同製品において、「統合Windows認証(IWA)」に関する権限昇格の脆弱性「CVE-2021-22048」が明らかとなったもの。非公開で報告された脆弱性だという。同製品を含む「VMware Cloud Foundation」も影響を受ける。

同製品へアクセス権を持つ場合、脆弱性を悪用されるとより高い権限を取得されるおそれがある。重要度は4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.1」とレーティングされている。

同社はパッチの提供を保留しており、同社は「統合Windows認証(IWA)」から「Active Directory over LDAPS」などへ切り替える回避策をアナウンスしている。

(Security NEXT - 2021/11/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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