Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Officeファイルのファイル形式変換ソフトに脆弱性

アンテナハウスが提供する「Office Server Document Converter」に複数の脆弱性が明らかとなった。

同製品は、Officeファイルのファイル形式をサーバ上で変換するソフトウェア。「XML外部実体参照(XXE)」の脆弱性「CVE-2021-20839」「CVE-2021-20838」の脆弱性2件が明らかとなった。

「CVE-2021-20839」は、悪用されると他サーバに対して大量のアクセスが発生するため、DoS攻撃に悪用されるおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「7.2」。

一方「CVE-2021-20838」は、処理が正しく終了せず、サーバのリソースを浪費し、サービス拒否に陥るおそれがある。CVSS基本値は「5.3」とレーティングされている。

同社では脆弱性を修正したアップデートをリリース。利用者に更新を呼びかけている。

(Security NEXT - 2021/11/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施
Node.js向けMySQLクライアント「MySQL2」に脆弱性
「GitLab」に複数脆弱性 - セキュリティパッチをリリース
国家関与のサイバー攻撃「ArcaneDoor」 - 初期侵入経路は不明、複数ゼロデイ脆弱性を悪用
「PAN-OS」の脆弱性侵害、段階ごとの対策を説明 - Palo Alto
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生
「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性などを解消