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Adobeの画像や動画編集ソフトなど14製品に深刻な脆弱性

Adobe Systemsは、画像や動画の編集ソフトをはじめ、複数の同社製品に対してセキュリティアップデートをリリースした。いずれも深刻な脆弱性に対処している。

今回のアップデートでは、以下14製品において脆弱性の修正を実施したもの。いずれも同社の評価において3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性が含まれる。

Adobe Photoshop
Adobe Lightroom Classic
Adobe Illustrator
Adobe InDesign
Adobe Premiere Pro
Adobe Premiere Elements
Adobe Prelude
Adobe After Effects
Adobe Animate
Adobe Character Animator
Adobe Audition
Adobe Bridge
Adobe Media Encoder
Adobe XMP Toolkit SDK

共通脆弱性評価システムである「CVSSv3.0」のベーススコアを見ると、一部未評価の製品があるが、「9.0」以上と評価された脆弱性は含まれていない。

ベーススコアが高い製品を見ると、「Adobe Bridge」「Adobe Media Encoder」「Adobe Premiere Elements」「Adobe Prelude」において判明した「NULLポインタ参照」の脆弱性「CVE-2021-40750」「CVE-2021-40778」「CVE-2021-40785」「CVE-2021-40773」がいずれも「8.3」とレーティングされている。

(Security NEXT - 2021/10/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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