Zscalerの「SAML認証」に脆弱性 - 影響など詳細不明
ZscalerのSAML認証に深刻な脆弱性が明らかとなった。脆弱性の影響など詳細はわかっていない。
同社製品では、組織の要件に応じて複数のアイデンティティプロバイダ(IdP)を用いたシングルサインオンが可能だが、同社サーバー側のSAML認証機構に脆弱性「CVE-2025-54982」が確認されたという。
署名検証を適切に行っておらず、脆弱性を悪用することで不正な認証が可能だった。
同社がCVE番号を採番しており、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.6」と評価している。重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
同脆弱性は、現地時間2025年8月5日付けで米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」に登録された。
同社より同脆弱性に関するセキュリティアドバイザリは公開されておらず、脆弱性の具体的な影響、対応の必要性など詳細は不明となっている。
(Security NEXT - 2025/08/06 )
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