Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Zscalerの「SAML認証」に脆弱性 - 影響など詳細不明

ZscalerのSAML認証に深刻な脆弱性が明らかとなった。脆弱性の影響など詳細はわかっていない。

同社製品では、組織の要件に応じて複数のアイデンティティプロバイダ(IdP)を用いたシングルサインオンが可能だが、同社サーバー側のSAML認証機構に脆弱性「CVE-2025-54982」が確認されたという。

署名検証を適切に行っておらず、脆弱性を悪用することで不正な認証が可能だった。

同社がCVE番号を採番しており、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.6」と評価している。重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

同脆弱性は、現地時間2025年8月5日付けで米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」に登録された。

同社より同脆弱性に関するセキュリティアドバイザリは公開されておらず、脆弱性の具体的な影響、対応の必要性など詳細は不明となっている。

(Security NEXT - 2025/08/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25
「LangChain」に深刻な脆弱性 - APIキー流出のおそれ
Fortraの特権アクセス管理製品「BoKS」に脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIAのロボティクス基盤「Isaac Launchable」に深刻な脆弱性
「Frappe Framework」「ERPNext」にXSS脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ
DigiEver製NVRの脆弱性悪用に注意 - 米CISAが警告