Google、「Chrome 95」をリリース - 19件のセキュリティ修正
Googleは、同社ブラウザの最新版「Chrome 95.0.4638.54」をリリースした。セキュリティに関する19件の修正を実施している。
今回のアップデートより「User-Agent」より提供する情報の削減を行うトライアルを実施。「Chrome 95」から「同100」にかけてフィードバックを受け付け、「同101」において適用する方針。
またセキュリティに関する修正は19件あり、CVEベースで16件の脆弱性に対処したことを明らかにしている。重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。
次に高い「高(High)」とされる脆弱性は5件。解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性3件や、バッファオーバーフローの脆弱性2件に対処した。次に重要度が高い「中(Medium)」が9件、もっとも低い「低(Low)」が2件となっている。
同社は、今後数日から数週間をかけて同アップデートを展開する予定。今回対応した脆弱性は以下のとおり。
CVE-2021-37981
CVE-2021-37982
CVE-2021-37983
CVE-2021-37984
CVE-2021-37985
CVE-2021-37986
CVE-2021-37987
CVE-2021-37988
CVE-2021-37989
CVE-2021-37990
CVE-2021-37991
CVE-2021-37992
CVE-2021-37993
CVE-2021-37994
CVE-2021-37995
CVE-2021-37996
(Security NEXT - 2021/10/21 )
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