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Sophos製のセカンドオピニオン用マルウェア駆除ソフトに脆弱性

Sophosが提供するマルウェア駆除ソフト「HitmanPro」に権限昇格の脆弱性が明らかとなった。アップデートがリリースされている。

同ソフトは、既存製品をアンインストールせず、USBメモリなど外部メディアなどから起動できるマルウェア駆除ツール。30日間無償で利用でき、セカンドオピニオンなどに利用できる。

同製品において権限昇格の脆弱性「CVE-2021-25270」が明らかとなったもの。脆弱性を悪用されるとローカルユーザーの環境から管理者権限を取得されるおそれがある。同社は重要度を「高(High)」とレーティングしている。

一方、米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」による共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「6.7」の「中(Medium)」。

同社は「同Build 901」にて修正した。バグバウンティプログラムを通じて研究者より報告が寄せられ判明したもので、悪用などは確認されていないとしている。

(Security NEXT - 2021/10/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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