個人向け通販「LOHACO」で不具合 - 発送メールなどに他人の個人情報
アスクルの個人向け通信販売サイト「LOHACO」において、一部注文情報の処理に不具合があり、商品発送メールや送付状、納品書に、関係ない別の顧客情報が印字され、個人情報が流出したことがわかった。
同サイトを運営するアスクルによれば、9月30日13時前から10月2日14時過ぎにかけてシステムの不具合により、一部注文情報が別の顧客の注文情報として処理されたという。
対象となるのは、「LOHACO PayPayモール店」で注文された328件と、「LOHACO by ASKUL」で注文された1件。商品発送メールに異なる氏名、住所、電話番号、注文内容を記載したほか、発送した荷物の送付状における依頼主の氏名、住所、荷物に同梱した納品書の氏名についても異なる顧客の情報を印字していた。
10月2日11時半ごろ、「LOHACO PayPayモール店」の利用者から自分の注文ではない内容の商品発送メールが届いたと問い合わせがあり、調べたところ、送付状や納品書でも問題が生じていることが判明した。
同社では個人情報が流出した顧客に対して経緯を説明し、謝罪するメールを送信。関係ない顧客情報が記載されたメールや帳票を受け取った顧客にはそれらを破棄するよう求めた。翌8日には、認定個人情報保護団体である日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)に対して報告を行っている。
(Security NEXT - 2021/10/12 )
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