Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Windows向け「スマートホームスキャナー」に脆弱性 - アップデートが公開

トレンドマイクロのセキュリティ製品「スマートホームスキャナー」に脆弱性が判明した。アップデートが提供されている。

同製品は、家庭用ネットワークに接続された機器のセキュリティをチェックするソフトウェア。Windowsやスマートデバイス向けに提供されている。

今回、Windows向けに提供されている「同5.3.1225」および以前のバージョンが影響を受ける脆弱性「CVE-2021-32466」が明らかとなったもの。

同製品へログインできるユーザーによって細工されたファイルを配置され、管理者権限を取得されるおそれがあるという。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のスコアは「3.3」。9月24日の時点で脆弱性の悪用は確認されていないとしている。

同社は脆弱性を受けるバージョンを利用している場合は、最新のインストーラーよりアップデートを実施するよう注意喚起を実施。周知に向けてJPCERTコーディネーションセンターへ報告しており、JVNを通じても注意が呼びかけられている。

(Security NEXT - 2021/09/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

前月の更新で「Bamboo」「Jira」など脆弱性14件を修正 - Atlassian
シークレット管理ツール「HashiCorp Vault」に複数の脆弱性
アイ・オー製NAS管理アプリに権限昇格の脆弱性
コンテナ保護基盤「NeuVector」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
GitLab、アップデートを公開 - 脆弱性7件を解消
「BIND 9」にキャッシュポイズニングなど複数脆弱性
端末管理製品「LANSCOPE」の脆弱性狙う攻撃に注意喚起 - 米当局
ZohoのAD管理支援ツールに脆弱性 - アップデートで修正
脆弱性狙われる「Oracle EBS」、定例パッチでさらなる修正
Oracle、定例パッチを公開 - 脆弱性のべ374件を修正