Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

衣料品通販サイトでクレカ情報流出 - 窃取プログラムが設置

海外ブランドの衣料品など扱う通信販売サイト「Explorer」において、利用者のクレジットカード情報が外部に流出し、不正に利用された可能性があることが判明した。

同サイトを運営するエクスプローラーによると、ウェブサイトを改ざんされ、情報を窃取するプログラムが設置されたという。2020年8月31日から2021年2月8日にかけて、商品購入時に入力されたクレジットカード情報が窃取され、悪用された可能性がある。

対象となる顧客は206人で、クレジットカードの名義、番号、有効期限、セキュリティコードなどが被害に遭った可能性がある。2月8日に決済代行会社から情報流出の可能性について指摘があり、問題が判明した。

外部事業者による調査は8月20日に終了。警察には8月24日に被害を申告し、9月2日に個人情報保護委員会へ報告を行ったとしている。

対象となる顧客に対しては、9月27日よりメールや書面で経緯を説明するとともに謝罪を実施。身に覚えのない請求などがないか確認するよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2021/09/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

第三者が旧ポイントサービスのドメインを取得 - ヴィンクス
パスワードリスト攻撃と見られるログイン試行を確認 - WOWOW
フィッシングURLは約3割減 - ブランドの悪用被害が増加
看護師が患者資料を本に挟んで持ち帰り - 本売却から発覚
ドメイン名紛争テーマにシンポジウム - 紛争事例や対処法と今後の課題
教育支援サービス侵害、ランサムウェアによる個人情報流出の可能性
リモートアクセス用認証キー紛失、外部アクセス確認されず - デ協
ベトナム子会社でランサム被害、製造出荷に影響なし - 大日精化工業
Fortinet複数製品の認証回避脆弱性、悪用が発生 - 設定確認を
「Apache Commons Text」旧版に深刻な脆弱性 - 「FileMaker Server」に影響