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「VMware vCenter Server」にRCE脆弱性、すでに悪用済み - 探索行為も

「VMware vCenter Server」にあわせて19件の脆弱性が明らかとなった。すでに悪用が確認されており、深刻な影響を受けるおそれがあるとして、早急に対処するよう利用者に呼びかけている。

バージョンや利用環境によって影響を受ける脆弱性はやや異なるが、「VMware vCenter Server」にあわせて19件の脆弱性が明らかとなったもの。同製品を含む「VMware Cloud Foundation(VCF)」も影響を受ける。

なかでもアナリティクスサービスに判明した「CVE-2021-22005」については、443番ポートへアクセス可能であれば、任意のファイルがアップロードでき、リモートよりコードを実行されるおそれがある。

重要度は、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」と評価されている。ただし、「vCenter Server 6.5」については脆弱性の影響を受けない。

同脆弱性に関しては、すでに悪用も確認されており、脆弱性を探索する活動もBad Packetsにより報告されている。

(Security NEXT - 2021/09/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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