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委託先が名簿を不正にクラウド共有、メール誤送信で発覚 - 厚労省

同社では、誤送信が発生した6月25日に誤送付先に対して謝罪し、ファイルの削除を依頼。名簿に記載があった関係者に対しても謝罪を行った。厚生労働省に対しては6月30日に事態を報告している。

同省への報告より発表までに2カ月を要したが、その間同社では、同ファイルに対するアクセス状況の解明に向けてログなどを調べていたが、メールの誤送信以外に、部外者によるアクセスが行われたかについては、最終的に確認できなかったという。

今回の問題を受けて同省では、メールの送受信やクラウド利用における留意事項の周知徹底やセキュリティ教育の実施など、個人情報の適切な取り扱いや再発防止などを求めて同社に注意指導を行った。セキュリティに関する監査についても実施するという。

(Security NEXT - 2021/08/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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