Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

看護師が業務書類を無断持出、荷物緩衝材に利用 - 東邦大関連病院

東邦大学医療センター大森病院は、看護師が自宅から発送した個人的な荷物の緩衝材に、患者の個人情報が記載された書類を利用していたことを明らかにした。

同院によれば、看護師が同院の入院患者14人分の氏名や病名、病棟ケア内容などが記載された業務用の書類を無断で自宅に持ち帰り、個人売買の商品を発送する際の緩衝材として利用していたもの。

8月13日に商品の購入者から連絡があり、問題が判明。同院では問題の文書を回収した。持ち出した書類は今回判明した1件のみとしており、商品購入者以外への流出は確認されていない。

書類の持ち出しは禁止されていたが、勉強のために持ち出していた書類だったという。問題の判明を受けて同院では対象となる患者に書面を通じて経緯の説明や謝罪を実施。個人情報保護委員会に報告を行った。

(Security NEXT - 2021/08/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

サイト改ざんで不正なページが表示 - 手芸用品メーカー
企業承認者のメアド流出、システム不具合で - 案件紹介サービス
再委託先でメール誤送信、イベント参加者のメアド流出 - 香川県
不正アクセスを受け、不正なメール送信 - SOMPO HD傘下の開発会社
県立高でのメール誤送信、Outlookの「取消機能」で再発 - 三重県
「JBoss RichFaces」に対する脆弱性攻撃に注意喚起 - 米当局
ランサム被害、中小企業が6割弱 - 暗号化しない脅迫も
ネットバンク不正送金が前四半期の2倍超 - 過去最悪に
「サイバーセキュリティ関係法令 Q&Aハンドブック」が改訂
企業の健診結果を別企業へメールで誤送信 - 日大病院