Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「CKEditor」に複数の脆弱性、アップデートが公開 - 実装するCMSにも影響

オープンソースのエディタライブラリ「CKEditor」において、複数の脆弱性を修正したセキュリティパッチがリリースされた。実装するコンテンツマネジメントシステム(CMS)などにも影響があり、アップデートがリリースされている。

3件の脆弱性をはじめ、バグの修正や互換性の向上など図った最新版「CKEditor 4.16.2」がリリースされたもの。

クリップボードプラグインにおいて、任意の「HTML」を挿入される脆弱性「CVE-2021-32809」に対処したほか、任意のJavaScriptを実行されるおそれがある「Widgetプラグイン」の脆弱性「CVE-2021-32808」や、フェイクオブジェクトプラグインの脆弱性「CVE-2021-37695」を修正している。

「CKEditor 4.16.2」のリリースを受けて、コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「Drupal」においても、「Drupal 9.2.4」「同9.1.12」「同8.9.18」がリリースされた。

同ライブラリを使用できるよう構成している場合は、脆弱性を悪用されるおそれがあるとして注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2021/08/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
「Kea DHCP」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開
「WordPress」のキャッシュプラグインにXSS脆弱性
プラネックス製モバイルルータ「ちびファイ4」に脆弱性
「Docker Compose」にパストラバーサル脆弱性 - 修正版を公開