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Google、「Chrome 92.0.4515.131」をリリース - 10件のセキュリティ修正

Googleは、WindowsやmacOS、Linux向けにブラウザのセキュリティアップデート「Chrome 92.0.4515.131」をリリースした。

今回のアップデートは、セキュリティに関する10件の修正を行ったもの。CVEベースで7件の脆弱性に対処したことを明らかにしている。重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。

4件の脆弱性については、重要度を2番目に高い「高(High)」としている。具体的には、解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性やヒープバッファオーバーフロー、範囲外への読み書きなどに対応した。

また1段階低い「中(Medium)」とされる脆弱性2件を解消している。同社は、今回のアップデートを数日から数週間をかけて展開していく予定。今回修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2021-30590
CVE-2021-30591
CVE-2021-30592
CVE-2021-30593
CVE-2021-30594
CVE-2021-30596
CVE-2021-30597

(Security NEXT - 2021/08/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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