米政府、「Pulse Connect Secure」狙うマルウェアの解析情報
米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、「Pulse Connect Secure(PCS)」の機器を侵害する攻撃で利用されたマルウェアについて解析し、レポートをリリースした。
米国では政府機関をはじめ、重要インフラ事業者、民間組織などにおいてIvanti製のVPN製品「Pulse Connect Secure(PCS)」の脆弱性を突くサイバー攻撃が確認されており、従来よりCISAが注意喚起を行ってきたが、攻撃に利用されたマルウェアについて分析し、結果を公開したもの。
「マルウェア分析レポート(MAR)」は13件に及び、「Perl」により記載された「ウェブシェル」をはじめ、アプライアンスにパッチとしてコードが埋め込まれたり、モジュールとしてドロップされるトロイの木馬、コマンド&コントロールサーバとして機能したり、認証情報を窃取するバックドアなどの挙動を紹介。
ファイルのハッシュ値など「IoC(Indicators of Compromise)」情報とあわせて提供しており、STIX形式のデータも用意。同製品の利用者に注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2021/07/26 )
ツイート
関連リンク
- CISA:MAR-10333209-1.v1
- CISA:MAR-10333243-1.v1
- CISA:MAR-10334057-1.v1
- CISA:MAR-10334057-2.v1
- CISA:MAR-10334587-1.v1
- CISA:MAR-10334587-2.v1
- CISA:MAR-10335467-1.v1
- CISA:MAR-10336161-1.v1
- CISA:MAR-10336935-1.v1
- CISA:MAR-10337580-1.v1
- CISA:MAR-10337580-2.v1
- CISA:MAR-10338401-1.v1
- CISA:MAR-10338868-1.v1
- CISA:Exploitation of Pulse Connect Secure Vulnerabilities
- 米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁
PR
関連記事
全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開