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革製品通販サイトに不正アクセス - クレカ情報流出の可能性

鞄や小物など革製品を取り扱う通信販売サイト「TRANSIC」において、クレジットカード情報が流出し、不正に利用された可能性があることがわかった。

現在同サイトを運営するTRANSICや、不正アクセスの発生当時にサイトを運営していた親会社であるファーストトレードが事態を公表したもの。

ウェブサイトの脆弱性を突かれて決済アプリケーションが改ざんされたもので、2019年12月18日から2021年1月6日までに同サイトでクレジットカード決済を利用した顧客のクレジットカード情報が外部に流出した可能性がある。顧客1074人が対象で、クレジットカードの名義、番号、有効期限、セキュリティコードなどが被害に遭った可能性がある。

1月7日にクレジットカード会社から指摘があり、問題が判明した。3月25日に外部事業者による調査が終了し、4月28日に個人情報保護委員会へ報告。警察には5月12日に相談した。

両社では対象となる顧客に謝罪し、身に覚えのない請求が行われていないか、クレジットカードの明細を確認するよう呼びかけている。また不正アクセスを受けたシステムは利用を停止し、ウェブサイトを6月1日にリニューアルしたという。

(Security NEXT - 2021/07/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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