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廃棄PCの紛失を公表、個人情報含む可能性 - 岩手の障害者支援施設

岩手県花巻市にある障害者支援施設の松風園は、個人情報が保存されていた可能性があるノートパソコン1台が所在不明となっていることを公表した。

同施設によれば、サポート切れのため、使用を中止し、施設内の施錠した倉庫で保管していた廃棄予定のノートパソコン13台のうち、1台の所在がわからなくなっているもの。

事業者による廃棄に向けた作業を2月25日に実施するため、前日24日に作業場所へ移動しようとしたところ、1台が見当たらないことに気がついた。13台のうち、端末によっては個人情報を含むリストなど保存していた可能性があるが、残る12台の端末を廃棄してしまったため、同端末で行っていた作業や保存されていたデータを特定できない状態だという。

施設内を探索し、職員に聞き取りなどしたが発見できず、5月に警察へ紛失を届けた。所在がわからなくなったのは、同端末のみで、ほかに金目のものなどがなくなるといった被害は確認されていないという。同施設では、利用者や保護者など関係者に対して経緯を説明し、謝罪を行った。

(Security NEXT - 2021/07/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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