5月のDDoS攻撃は減少、最大規模の攻撃は1.9Gbps - IIJレポート
インターネットイニシアティブ(IIJ)は、5月に同社で観測したDDoS攻撃の状況を取りまとめた。攻撃件数はわずかに減少した。
同社が提供するDDoS攻撃対策サービスの検知動向を取りまとめたもの。同月に観測した攻撃件数は431件。前月の487件から56件減少し、11.6%減となった。
1日あたりに換算すると13.9件で、前月の16.2件を2.3件下回った。1カ月を通して見ると、1日あたり5件から20件前後で推移しているが、5月12日に関しては36件と平均の2倍以上の攻撃が発生。また5月後半は20件以上を観測する日が4日間あった。
同月に観測されたもっとも規模が大きい攻撃は、DNSやNTPなど複数のプロトコルを用いたリクレクション攻撃。約51万ppsのパケットにより、1.9Gbpsのトラフィックが発生した。前月にもっとも規模が大きかった約431万pps、約49.6Gbpsの攻撃から目立って縮小している。同月にもっとも長く継続した攻撃も同じ攻撃で、43分にわたって攻撃が継続した。

DDoS攻撃の件数や最大攻撃規模の推移(IIJの発表を元に作成)
(Security NEXT - 2021/06/28 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
DDoS攻撃は減少するも、2カ月連続で300件超 - IIJレポート
IPA、「情報セキュリティ10大脅威 2025 組織編」の解説書を公開
DDoS攻撃が前月比1.5倍、5カ月ぶりに300件超 - IIJレポート
DDoS攻撃の観測数は微増、最大規模で約12Gbps - IIJ報告
「セキュリティ10大脅威2025」 - 「地政学的リスク」が初選出
2024年4Qのインシデントは約8%増 - 「FortiManager」脆弱性の侵害事例も
DDoS攻撃件数は減少傾向、一方で174Gbps超の攻撃も - IIJレポート
先週注目された記事(2024年12月8日〜2024年12月14日)
DDoS攻撃件数は減少するも、最大攻撃規模は拡大 - IIJレポート