「EC-CUBE」に2件のXSS脆弱性が判明 - アップデートなど公開
イーシーキューブが提供するeコマースプラットフォームの「EC-CUBE」に2件の脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。
脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2021-20750」「CVE-2021-20751」が判明したもの。細工したページに誘導して特定の操作を行わせることで、ウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行させることが可能となる。
「CVE-2021-20750」は「同3.0系」「同4.0系」に存在し、管理者のみに影響。「CVE-2021-20751」については「同4.0系」のみ影響を受けるが、管理者だけでなくユーザーも影響を受ける。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアはいずれも「6.1」。イーシーキューブでは、危険度を「中」とレーティングしている。
同脆弱性は、STNetの森山響氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。
「同4.0系」に対してはアップデートとなる「同4.0.6」がリリースされており、「同4.0系」「同3.0系」に対して修正用の差分ファイルなどが提供されている。
(Security NEXT - 2021/06/23 )
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