退職者のメールアカウントがスパムの踏み台に - 大阪メトロサービス
大阪メトロサービスは、同社メールアカウントが不正アクセスを受け、スパムメールを送信する踏み台に悪用されたことを明らかにした。
同社によれば、6月4日から5日にかけて、メールアカウント1件が不正アクセスを受け、約1000件のスパムメールが意図せず送信されたもの。不達として戻されたスパムメールの内容を確認したところ、本文には、同社業務とはまったく関係ない投資を勧誘する英文が記載されていた。
問題のアカウントは、退職した従業員が過去に利用していたもので、削除が漏れていたものだという。何らかの理由でパスワードが推測され、不正アクセスを受けたものと見られる。
また不正アクセスの対象となったのは、メールの送信サーバのみとしており、受信サーバに対する不正アクセスは確認されておらず、情報流出については否定した。
同社では対象のメールアカウントのパスワードを変更し、監視を続けるとともに、同社ドメインから不審なメールが届いた場合は、本文中のURLや添付ファイルなどを開かずに、メールごと削除するよう注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2021/06/16 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
成人の日記念行事の案内ハガキを紛失 - 福岡市
患者の個人情報含む書類をFAXで誤送信 - 千葉労災病院
ネットワーク侵害を確認、詳細を調査 - テーオーシー
悪用確認された「WinRAR」「Windows」の脆弱性に注意喚起 - 米当局
エンドポイント管理製品「Ivanti EPM」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートを公開
「Adobe ColdFusion」に緊急性高い脆弱性 - 早急に対応を
「Firefox 146」がリリース - 権限昇格やUAFなど脆弱性13件を解消
複数Fortinet製品に認証回避の深刻な脆弱性 - 影響確認と対策を
MS、2025年最後の月例パッチ - ゼロデイ含む脆弱性56件に対処
