Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Apple、「iOS 12.5.4」をリリース - 悪用報告ある脆弱性2件を修正

Appleは、同社スマートデバイスの旧モデル向けにセキュリティアップデート「iOS 12.5.4」をリリースした。

今回公開したのは、「iPhone 6 Plus」や「iPad Air」「iPad mini 3」などをはじめとする旧端末向けのセキュリティアップデート。あわせて3件の脆弱性を解消した。

「WebKit」に関しては、メモリ破壊が生じる脆弱性「CVE-2021-30761」や、解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2021-30762」を修正した。いずれも細工したウェブコンテンツを処理すると、任意のコードを実行されるおそれがあり、すでに悪用の報告を受けているという。

さらに細工された証明書によりメモリ破壊が生じ、任意のコードを実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2021-30737」に対応。同脆弱性は、5月下旬に公開された「iOS 14.6」「iPadOS 14.6」や「macOS」向けのアップデートにおいても修正が実施されていた。

(Security NEXT - 2021/06/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
「Kea DHCP」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開
「WordPress」のキャッシュプラグインにXSS脆弱性
プラネックス製モバイルルータ「ちびファイ4」に脆弱性
「Docker Compose」にパストラバーサル脆弱性 - 修正版を公開