欧州子会社5社のランサム被害、2社では情報流出なし - 東芝テック
東芝テックの欧州5拠点がランサムウェアを用いたサイバー攻撃を受けた問題で、同社は調査経過を明らかにした。子会社2社で情報の流出は確認されず、1社についても顧客情報への影響を否定した。
問題のサイバー攻撃は、現地時間5月4日深夜、同時多発的にランサムウェアの感染被害が発生したもの。複合機やトナーを扱うフランスの子会社2社をはじめ、POSシステムを販売するベルギー、ドイツ、オランダの関連子会社のあわせて5社で被害が確認された。
同社は事態を公表するとともに、調査を進めていたが、ドイツ、オランダの子会社に関しては、サイバー攻撃を受けたものの、攻撃にともなう情報流出がなかったことを確認した。
一方、ベルギーにあるToshiba Global Commerce Solutions(Benelux)については、情報が流出したことが判明した。ただし、外部からアクセスされたデータに顧客情報は含まれていないとしている。顧客情報以外の情報に関しては調査を進めている。
フランスのToshiba TEC France Imaging Systems、Toshiba TEC Europe Imaging Systemsについては、サーバに対してアクセスが行われたことがわかっており、今後流出した情報の精査を進めていくという。同社は、「目視により確認を進めている状況」と説明しており、具体的なデータ量は明らかにしていないが、調査にはしばらく時間がかかると見られる。
(Security NEXT - 2021/06/11 )
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