Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

脆弱性の連鎖、「Nagios」の集中管理環境全体が掌握されるおそれ

くわえて脆弱性の公開にあたり、概念実証(PoC)にとどまらない本格的な攻撃プラットフォーム「SoyGun」を公開した。

「SoyGun」は、コマンド&コントロールサーバやペイロードなど4種類のコンポーネントで構成されており、認証情報とアクセス権があれば、「Nagios Fusion」を完全にコントロール下におけるとしている。

これら脆弱性は、2020年10月に「Nagios」の開発者へ報告済みで脆弱性によって修正時期は異なるが、2021年1月にリリースされた「Nagios XI 5.8.0」、2月にリリースされた「Nagios Fusion 4.1.9」以降は影響を受けないとされている。

Skylight Cyberは、あらかじめ13件を目標に脆弱性の探索を開始したが、特定には1日ほどしかかからず、むしろ文書化に時間がかかったとのエピソードを紹介。国家の支援を受けている場合はもちろん、高度な攻撃者にとっては、それほど労力をかけず脆弱性を発見できると指摘した。

「SolarWinds」などベンダー自体が攻撃対象となり、サプライチェーン攻撃が標的となっているが、多くのベンダーから提供されるライブラリやツールなども同様の問題を抱えているとして警鐘を鳴らしている。

今回明らかとなった脆弱性は以下のとおり。

CVE-2020-28648
CVE-2020-28900
CVE-2020-28901
CVE-2020-28902
CVE-2020-28903
CVE-2020-28904
CVE-2020-28905
CVE-2020-28906
CVE-2020-28907
CVE-2020-28908
CVE-2020-28909
CVE-2020-28910
CVE-2020-28911

(Security NEXT - 2021/06/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Cisco製ファイアウォールの「SSL VPN」にDoS脆弱性 - ゼロデイ攻撃も
MS月例セキュリティ更新が公開 - 400件超の脆弱性に対処
「SonicWall」の管理製品にRCEなど深刻な脆弱性 - 修正版を公開
「Chrome」にアップデート - 脆弱性5件を修正
「Adobe ColdFusion」に深刻な脆弱性 - できるだけ早く更新を
ウェブメール「Roundcube」にアップデート - 複数脆弱性を解消
「Jenkins」に脆弱性 - 一部プラグインは修正版が未提供
「Dell VSI」において「クリティカル」含む脆弱性70件を修正
「Progress Kemp LoadMaster」の脆弱性が標的に - 米当局が注意喚起
「Progress Kemp LoadMaster」にRCE脆弱性 - WAF回避のおそれも