「Cisco Small Business WAP」に2件の脆弱性 - 一部製品はEOLで修正プログラムなし
「Cisco Small Business 100シリーズ Wireless Access Points」「同300」「同500」に2件の脆弱性が明らかとなった。一部製品はサポートが終了しており、アップデートの提供がなく、サポート中の製品へ以降するよう呼びかけられている。
管理インターフェイスにおいてアクセス制御不備により、認証なしにリモートよりアクセスされ、情報が漏洩するおそれがある「CVE-2021-1400」や、管理者権限が必要となるが、コマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2021-1401」が明らかとなったもの。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは、「CVE-2021-1400」が「8.8」、「CVE-2021-1401」が「5.5」で、重要度はそれぞれ「高(High)」「中(Medium)」と評価されている。
具体的には、「WAP351 Wireless-N Dual Radio Access Point」「WAP361 Wireless-AC/N Dual Radio Wall Plate Access Point」「WAP581 Wireless-AC Dual Radio Wave 2 Access Point」「WAP150 Wireless-AC/N Dual Radio Access Point」「WAP131 Wireless-N Dual Radio Access Point」「WAP125 Wireless-AC Dual Band Desktop Access Point」が影響を受ける。
これら脆弱性は、ラックの今井志有人氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告し、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。Cisco Systemsでは、「WAP581」「WAP361」「WAP150」「WAP125」向けにアップデートを用意。一方「WAP131」「WAP351」については、2019年以前にサポートが終了しており、アップデートのリリース予定はなく、サポート中の製品へ以降するよう求めている。
(Security NEXT - 2021/05/17 )
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