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過去の助成対象者情報含むファイルを研究者などへ送信 - 佛教大

佛教大学は、過去に研究費の助成を受けた研究関係者の情報を含むファイルを、誤って外部に提供したことを明らかにした。

同大によれば、4月27日に同大職員が日本学術振興会の科学研究費助成の対象となる研究者に対し、事務手続きを案内するメール92件を送信した際、添付された表計算ファイルに関係ない個人情報が含まれていたもの。

過去に使用したファイルをもとに書類を作成したため、2011年の助成対象者となった同大の研究者と研究関係者143人、および取引先94人に関する氏名や取引先、銀行名、支店名、口座種別、口座番号、口座名義などが含まれていたという。

問題に気がついた職員は、メールの削除を依頼するとともに、修正したファイルをメールを再度送信。翌28日に上長へ報告した。

今回の事態を受けて同大では、関係者に対して5月7日に謝罪の書面を送付。個人情報保護委員会や文部科学省へ報告を行っている。

(Security NEXT - 2021/05/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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