「SonicWall Email Security」にゼロデイ攻撃 - 修正プログラムがリリース
SonicWallのメールセキュリティ製品「SonicWall Email Security」に複数の脆弱性が存在し、ゼロデイ攻撃が展開されていることがわかった。脆弱性を修正するアップデートが提供されている。
FireEyeが、3月に同製品において3件の脆弱性「CVE-2021-20021」「CVE-2021-20022」「CVE-2021-20023」がゼロデイ攻撃に悪用されていることを確認、3月26日より順次SonicWallのPSIRTへ報告しており、公開に向けて調整を進めていた。
「CVE-2021-20021」では、細工したHTTPリクエストにより、リモートより不正な管理者アカウントを作成されるおそれがある。あわせて認証後に任意のファイルをアップロードできる脆弱性「CVE-2021-20022」や、機密性が高いファイルなども取得されるおそれがある「CVE-2021-20023」が判明した。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは、「CVE-2021-20021」が「9.4」、他2件が「6.7」とレーティングされている。
脆弱性を発見したFireEyeは、これら脆弱性を利用することで、アプライアンス上にバックドアをインストールすることが可能になると説明。ファイルやメールなどを取得されたり、組織に対するラテラルムーブメントの攻撃などに悪用されるおそれがあると危険性を指摘している。
(Security NEXT - 2021/04/21 )
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