Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

同業者装いセキュ研究者に忍び寄るサイバー攻撃者 - 解析情報にワナも

最近Googleが確認したキャンペーンでは、架空企業「SecuriElite」を偽装し、ウェブサイトを設置していた。「securielite[.]com」を含め、少なくとも13のドメインを所有していたという。

20210415_go_001.jpg
「Twitter」や「LinkedIn」で利用された偽アカウント(画像:Google)

さらに「Twitter」や「LinkedIn」では、企業アカウントにくわえて、同社関係者を装ったアカウントも展開。実在するセキュリティ企業へ転職したことを装うアカウントもあった。確認されたアカウントはいずれも閉鎖されている。

同グループは、「Twitter」や「LinkedIn」以外に、「Telegram」「Discord」「Keybase」といったコミュニケーションツールも活用していた。両社は攻撃で利用されたマルウェアのハッシュ値やIPアドレスなどIoC情報を公開している。

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)も、複雑なソーシャルエンジニアリングが用いられているとして注意を喚起。信頼できないコードやウェブサイトを調査する場合、分離されたサンドボックス環境を活用するよう求めている。

(Security NEXT - 2021/04/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ゴルフスクールのインスタアカが乗っ取り被害 - 意図しない投稿
住民の個人情報を議員に漏洩した職員2人を懲戒処分 - 吉野町
学生向けシステム内に不正ファイル、個人情報流出の可能性も - 帝塚山学院大
ランサム攻撃によりサーバやPCが被害 - 建設資材機械設備メーカー
危険物取扱者試験講習会の案内メールで誤送信 - 薩摩川内市
外部からの攻撃を検知、会員情報流出の可能性 - CNプレイガイド
個人情報約60万件が詐欺グループに - 個情委が名簿事業者に行政指導
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み