LINE WORKSで複数顧客参加のトークルームを誤作成、削除できず - 富士薬品
富士薬品は、企業向けサービス「LINE WORKS」において誤操作があり、関係ない複数顧客が参加するトークルームを作成し、ニックネームなど顧客情報が相互に閲覧できる状態となったことを明らかにした。
同社によれば、ワークスモバイルジャパンがビジネス版LINEとして提供する「LINE WORKS」を試験的に導入し、利用しているが、3月23日にトークルームの作成操作でミスが発生したもの。
仙台泉営業所の従業員が友だち登録している配置薬の契約者に対し、あたらしい担当者を紹介するため、顧客ごとのトークルームを設置しようとしたところ、誤って顧客160人を対象とするトークルームを作成してしまったという。
これにより、顧客がLINEに登録しているニックネームやアイコン、公開範囲を「全体公開」として設定されたLINEタイムラインへの投稿が、トークルーム内の顧客間で相互に閲覧できる状態となった。トークルーム内での投稿などは行われていない。
同社では、ワークスモバイルジャパンにトークルームの削除方法を問い合わせたが、削除する方法は提供されておらず、対象となるすべての顧客に対して、電話で個別に連絡を取って事情を説明し、トークルームから退出するよう案内した。
3月23日の時点でトークルームには62人が残っており、以降は情報が更新されていないことから、同社ではワークスモバイルジャパンに状況の確認を行っている。同社は顧客に対しては、書面を通じても経緯の説明や謝罪を行う予定。
(Security NEXT - 2021/03/29 )
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