Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

LINE、中国におけるコミュニケーション関連の開発運用を中止

20210324_li_007.jpg
記者説明会に登壇した出澤氏

あわせてプライバシーポリシーの改訂や、親会社であるZホールディングスによる特別委員会での検証など、透明化を強化すると説明。

また政府や自治体向けのサービスについても、データアクセスを国内のみに制限するほか、データ保管場所も8月までに移転するなど対策に取り組む方針を示した。

今回の発表では、「LINE Pay」に関して、これまで発表してきた本人確認情報や、取引情報にくわえて、不正検知に用いるとして、決済に用いるクレジットカードの番号、所有者の氏名、住所、生年月日など全ユーザーのデータが韓国に保管されていたことを明らかにした。

さらに、「LINE Payカード」の番号、発送先住所、加盟店情報なども韓国内に保存されており、これらも含め、「LINE Pay」に関するデータについては9月までに国内のデータセンターに移転するとしている。

一方中国における業務委託に関しても、従来の発表にくわえて、「LINE Credit」のローンスコアシステムの開発保守や、「LINE CONOMI」におけるレビューのモニタリング、レシートデータの検収などを行っていたことを明らかにした。

20210324_li_002.jpg
LINEトークにおける画像、動画、ファイルにおけるデータ管理の状況(図:LINE)

(Security NEXT - 2021/03/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

メールを「CC」送信で学生のメアド流出 - 神戸外大生協
国内外子会社が相次いでサイバー攻撃の被害 - ジャノメ
京都市内で顧客預託書類632件を発見、経緯不明 - 日本郵便
プラネックス製モバイルルータ「ちびファイ4」に脆弱性
システム障害が発生、原因や影響を調査 - 黒金化成
「JVN iPedia」の脆弱性登録、2四半期連続で1万件超
「Docker Compose」にパストラバーサル脆弱性 - 修正版を公開
「Firefox」にセキュリティアップデート- UAF脆弱性を修正
資産管理製品「IBM MAS」に深刻な脆弱性 - 修正を強く推奨
製造業向けシステム「DELMIA Apriso」の脆弱性攻撃に注意 - 直近3カ月で3件