Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

講演会申込者情報を誤掲載、個人情報入りデータでテスト- 大阪府

大阪府立狭山池博物館において、講演会の申込者の個人情報含むデータを、同博物館のウェブサイトで誤って公開するミスがあった。

大阪府によれば、同博物館開館20周年安藤忠雄記念講演会の申込者963人分の個人情報を、同博物館のウェブサイトに誤って掲載したもの。氏名、住所、電話番号、年齢、メールアドレスなどが含まれる。

当選結果の公開準備にあたり、本来必要ない個人情報が含まれるデータを使用して3月12日に職員が更新作業を行い、閲覧テストを行っていたところ、操作ミスに気づかず誤ってファイルを公開してしまったという。

翌13日に別の職員が個人情報が公開されていることに気がつき、問題のページについて公開を中止した。期間中、同ページには65件のアクセスがあったが、問題のデータがダウンロードされたかは把握できていない。

同府では、対象となる申込者に対し、電話で謝罪するとともに、電話で連絡が取れない場合はメールや郵送で謝罪文を送付している。

閲覧テストは、ひとりで作業を行っており、作業マニュアルなど用意されていなかった。今後は更新作業のマニュアルを用意し、操作手順や掲載データについて複数人で確認を行い、再発防止を図るとしている。

(Security NEXT - 2021/03/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
メール誤送信で事業所担当者のメアド流出 - やまがた産業支援機構
乗換案内サイトで別の顧客情報を表示 - キャッシュ不備で
農政情報の案内メールで誤送信、個人情報が流出 - 燕市
メール誤送信で企業担当者のメアド流出 - かがわ産業支援財団
施設の指定管理者がメール誤送信、メアド流出 - 新潟県
新潟県立近代美術館でメール誤送信 - 後任担当者が気付く
オンラインデザインツール上で他校生徒情報が閲覧可能に - 鹿島市
学生の個人情報含むファイルを医学部サイトに誤掲載 - 鳥取大
高校の保護者宛メールで誤送信、誤送信対策を要請 - 群馬県