Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

複数クレカブランドでフィッシング攻撃 - 本文でアクセス促さない「さりげない手口」も

クレジットカードの利用者を狙ったフィッシング攻撃が相次いで発生している。複数ブランドで確認されており、対象となるブランドがさらに拡大するおそれがある。なかには、単純な通知を偽装し、あえてリンクへのアクセスを促さない「さりげない」ケースもあり、注意が必要だ。

20210319_ap_001.jpg
JCBを装ったフィッシング攻撃。署名に見せかけた部分にフィッシングサイトのURLが仕込まれている(画像:フィ対協)

フィッシング対策協議会によれば、「TS CUBIC CARD」や「ライフカード」「JCB」などのブランドを装う攻撃が、3月17日以降、相次いで報告されているという。

いずれも、従来より確認されているクレジットカードの利用確認を促す手口が用いられており、「本人の利用であるか確認した取引がある」などと説明。「対応しないと利用制限を継続する」などとして不安を煽っていた。

さらにJCBのウェブサービス「MyJCB」を装う攻撃では、「クレジットカード暗証番号の照会が行なわれた」などと通知を装うケースが確認されている。

メール本文の内容は1文のみでURLへのアクセスなど促す記載はないが、虚偽の通知によって受信者の不安を煽り、下部にある定形の署名文に見せかけた問い合わせ先のURLよりフィッシングサイトへ誘導していた。

いずれも稼働が確認されており、同協議会では閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。類似したフィッシング攻撃に注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2021/03/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

住民税納付を装う架空請求メール - PayPay送金へ誘導
第三者が従業員名簿を詐取、なりすましに注意喚起 - 日本カーソリューションズ
保険料の架空請求メール出回る - 電子決済アプリ誘導に警戒を
「第一生命」かたるフィッシングメールに注意 - 「5000円相当プレゼント」と誘導
「国民健康保険料」未納とだます偽メール - 決済アプリで金銭詐取
金融機関を装うフィッシングメールに警戒を - 報告が増加中
役員の業務依頼を装うフィッシング攻撃で被害 - マリモHD
LINEのQRコードやグループ作成求める詐欺メール - 「業務連絡の効率化」とウソ
「ローチケ」装うフィッシング攻撃 - 当選通知など偽装
「ChatGPT」のフィッシング攻撃 - アカウント停止と不安煽る