Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

国内ではブラウザ上でのマルウェア検知が7割超 - ESET

20210312_cm_001.jpg
ESET製品で「マルウェア」や「PUA」として検出したプログラムのファイル形式(グラフ:キヤノンMJ)

検出したファイルの種類で見ると、「JavaScript」が63.0%。「Win32(14.4%)」、「HTML(10.0%)」が続き、これらファイル形式で9割近くを占めた。

「PUA」を除き、同社がマルウェアとして検出した上位10プログラムを見ると、「JS/Adware.Subprop」や「HTML/Scrinject」など、8種類はウェブブラウザ上で動作するプログラム。

ブラウザ以外で動作するプログラムとしては、メールの添付ファイルを検知した「VBA/TrojanDownloader.Agent」が全体で5番目に多い。

ネットワークに対する攻撃では、3389番ポート以外でリモートデスクトッププロトコルによるブルートフォース攻撃を検出した「Incoming.Attack.Generic」がもっとも多く検出されたという。これらに「SMB」や「RDP」においてデフォルトポート対する攻撃を検知した「SMB.Attack.Generic」「RDP.Attack.Generic」が続いている。

(Security NEXT - 2021/03/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

セキュリティ分野の総務大臣奨励賞、2名2団体を選出
警察庁、サイバー被害のオンライン通報窓口を設置 - 相談なども対応
初期侵入から平均62分で横展開を開始 - わずか2分のケースも
個情委、「LINE」情報漏洩でLINEヤフーに勧告 - 「ヤフオク!」に関する指導も
サイバー攻撃で狙われ、悪用される「正規アカウント」
JPCERT/CCが攻撃相談窓口を開設 - ベンダー可、セカンドオピニオンも
先週注目された記事(2024年3月17日〜2024年3月23日)
J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も
総務省、LINEヤフーに行政指導 - 「電気通信事業全体の信頼を損なった」
ランサムウェア「ALPHV」、医療分野中心に被害拡大