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国内ではブラウザ上でのマルウェア検知が7割超 - ESET

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ESET製品で「マルウェア」や「PUA」として検出したプログラムのファイル形式(グラフ:キヤノンMJ)

検出したファイルの種類で見ると、「JavaScript」が63.0%。「Win32(14.4%)」、「HTML(10.0%)」が続き、これらファイル形式で9割近くを占めた。

「PUA」を除き、同社がマルウェアとして検出した上位10プログラムを見ると、「JS/Adware.Subprop」や「HTML/Scrinject」など、8種類はウェブブラウザ上で動作するプログラム。

ブラウザ以外で動作するプログラムとしては、メールの添付ファイルを検知した「VBA/TrojanDownloader.Agent」が全体で5番目に多い。

ネットワークに対する攻撃では、3389番ポート以外でリモートデスクトッププロトコルによるブルートフォース攻撃を検出した「Incoming.Attack.Generic」がもっとも多く検出されたという。これらに「SMB」や「RDP」においてデフォルトポート対する攻撃を検知した「SMB.Attack.Generic」「RDP.Attack.Generic」が続いている。

(Security NEXT - 2021/03/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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