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F5の「BIG-IP」に深刻なRCE脆弱性 - 早急に更新を

F5 Networksは、ネットワーク製品「BIG-IP」に複数の深刻な脆弱性が含まれるとして、アップデートをリリースした。管理製品「BIG-IQ」も影響を受けるという。

重要度が「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性4件をはじめ、「高(High)」2件、「中(Medium)」1件のあわせて7件の脆弱性が明らかになったとして、アップデートをリリースしたもの。

「CVE-2021-22987」は、アプライアンスモードにおいて「トラフィック管理ユーザーインターフェイス(TMUI)」へアクセスできる場合、リモートよりコマンドの実行や、ファイル操作が可能となる脆弱性。共通脆弱性評価システム「CVSSv3」においてベーススコアが「9.9」とレーティングされている。

「iControl RESTインタフェース」の脆弱性「CVE-2021-22986」は、リモートよりコマンドの実行が可能で、「CVSSv3」のベーススコアが「9.8」と高い。またバッファオーバーフローが生じ、リモートよりコードを実行されたり、サービス拒否に陥るおそれがある「CVE-2021-22991」「CVE-2021-22992」についても「9.0」と評価されている。

同社は、脆弱性を修正した「同16.0.1.1」「同15.1.2.1」「同14.1.4」「同13.1.3.6」「同12.1.5.3」「同11.6.5.3」をリリース。また一部脆弱性は、管理製品「BIG-IQ」にも影響するとして「同8.0.0」「同7.1.0.3」「同7.0.0.2」で脆弱性に対処した。同社は、すべての利用者に対し、アップデートをできるだけ早く適用するよう推奨している。

今回修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2021-22986
CVE-2021-22987
CVE-2021-22988
CVE-2021-22989
CVE-2021-22990
CVE-2021-22991
CVE-2021-22992

(Security NEXT - 2021/03/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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