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PC廃棄委託先に不備、ネット接続検知から発覚 - ぼんち

米菓の製造を手がけるぼんちは、パソコンの廃棄処理に不備があったことを明らかにした。業務委託先において複数台が適切に廃棄されたか確認できない状況で、1台には個人情報が保存されていたという。

同社によれば、事業部門である煎餅工房さがえ屋でパソコンを処分するため、データ消去や物理破壊をともなう廃棄を外部事業者に委託。2025年3月12日に複数台を引き渡したものの、その後適切に処分されていなかったことが判明した。

引き渡したノートパソコン1台からインターネットへ短時間接続されたことを、同社のセキュリティ監視ツールが同年4月26日に検知しており、6月2日に問題を把握した。

問題の発覚を受けて委託先にヒアリングを行ったところ、9月1日に複数台のパソコンにおいて廃棄状況が不明となっていることがわかったという。

先に判明したパソコン1台にくわえて、個人情報が保存されていた端末1台、個人情報を含まない端末2台についても、適切に廃棄されたかわからない状況だとしている。同社ツールでインターネット接続などは観測されていない。

(Security NEXT - 2025/10/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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