MS、月例パッチで脆弱性56件を修正 - 一部で悪用も
マイクロソフトは、2021年2月の月例セキュリティ更新プログラムを公開し、56件の脆弱性に対処した。一部脆弱性はすでに悪用が確認されているという。
今回のアップデートでは、「Windows」「Office」をはじめ、「Exchange Server」「.NET Core」「.NET Framework」「Microsoft Dynamics」「Azure IoT」のほか、開発者向けツールなどの脆弱性を解消した。
CVEベースであわせて56件の脆弱性に対応。最大重要度を見ると、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性が11件。ついで高い「重要(Important)」が「43件」、「中(Moderate)」が2件となっている。
脆弱性によって影響は異なるが、リモートよりコードを実行されるおそれがある脆弱性21件を修正。あわせて権限昇格の脆弱性12件や、「情報漏洩の脆弱性(9件)」「サービス拒否(7件)」「なりすまし(5件)」「セキュリティのバイパス(2件)」に対応した。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」におけるベーススコアを見ると、「7.0」以上とされる脆弱性が36件。さらに「9.0」以上とレーティングされている脆弱性は「CVE-2021-24074」「CVE-2021-24077」「CVE-2021-24078」「CVE-2021-24094」の4件だった。
(Security NEXT - 2021/02/10 )
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